スーパーミクロな職場・○○看護学の住人になる
看護師のときは、消化器内科とか整形外科とか小児科とか、部署ごとにヒラナースが たくさんいて、その上に副師長さんや師長さん~、そしてドクターがいて~、みたいなコミュニティの中で働くって感じでした。
助教になるにあたってイメージしていたのが、たとえば成人看護学とか老年看護学とかの単位(?)ごとに教授やら准教授やら助教やら教務補佐員やらがいる、ちいさな単位にまず帰属するんだなということ。
だいぶ閉鎖的。もしその中でうまくいかなかったらすげーストレスだなってイメージで、おおむねこれは間違ってなかったです。
自分が学生のときは、正直教授と准教授と助教の職名の違いもわかってなかったし、なんか上っぽい先生と若い先生がいるな、ぐらいにしか思ってなかったんだけども。
実際は、単位ごとに、
助教が教授にものすごい振り回されてたりとか、
ロクに仕事のできない下っ端に悩まされる上の先生とかがあったり、
そういう人間関係や能力のイザコザで 人がやめたりやってきたり、病んだりすることがあるんだなーということがわかりました。
ほかの単位の教授にとか、なかなか相談しにくいし、ほかの単位がどうなってるのかもあんまりよくわからないし。
自分の直属の上司とすれ違いがあると、全ての業務がその上司がらみでやってるわけだからぜんぜん進まなかったり、うまくいかなかったりということもあります。
たとえば病院の職場でちょっと苦手な先輩がいても、その人と勤務がカブらなければ別に、っていうことも多いけど、大学はエブリデー同じ人と顔をあわせて仕事をする。ほかのシフト制とかじゃない仕事でも、みなさんこうですよね。
でも逆に、上司に恵まれると(極論をいえばその上司を選んでしまった、選ばれてしまったのは自分なのだが)、意味わからんぐらい結構毎日の仕事は楽しい。
お互いある程度信頼してると、色んな意見を言い合えたり、基本的に新しい発見とか知らないことを知るとかが好きだったりするので、そういう驚きや楽しさをたくさん共有できる上司がすぐ身近にいるのはむっちゃ楽しい。
あと私の勝手なイメージだったのだが、先生が集まってる学校って、要するにそれぞれの専門家が一箇所に集まってるわけだから、先生がそれぞれお互いに知恵を共有したり教えあったりしてるのかなとか、だったら素敵だなと思ってました。
けど、思っていたよりずっと各単位(基礎看護学、とか、小児看護学、とか)はお互い別に知識のやりとりなんてしてないし、それぞれが勝手に動いている感じで内情もよく見えてなかったりする。
まぁこれは病院内の部署間(呼吸器外科、とか、産婦人科、とか)と同じような感じで、いがみあう所はいがみあうし、お互いのことはあんまわかんないし、って感じなのかな。
医師のほうの医局間もこんなかんじなのかな??
★Take Home Useless Message★
というわけで、【病院に比べると学校は職場環境としてかなり閉鎖的】【先生たちは思ったより全然教えあわない】【むしろ分野を分けて住み分けすることで自分たちの居場所を確保しようと必死感ある】【結構おたがいディスってる】てのが見えました。でもウチだけかもしれないよね。そうだといいんだけど。